「実は、さよならを言いにきたの」
「えっ・・・」
「ごめん。気をもたせて。本当にごめん」
「・・・」
彼女はだまって私をみつめていた。
ピーコックグリーンの瞳で。
縁がなかったのだと思おう。
24時間で決断しろというほうが難しいのだ。
私は自分のふがいなさに言い訳をしつつ彼女から逃げた。
目の前で他の人と生きていきますと言われたほうがどれだけ楽か。
昨日、彼女に会ってひとめぼれをした。
聞けば彼女は翌日(つまり今日)の夜までしか福岡にいないという。
仕事をしていても、夕食の準備をしていても、
心は彼女からはなれなかった。
一晩彼女のことを考えて眠れなかった。
ふぅ。
めずらしく大きなため息をついて、私は車をだした。
本当に後悔しないのか。
彼女はこれからの私の支えになってくれるのではないか。
そしてまた、彼女を輝かせてあげられる人は
私をおいてそういないのではないか。
数キロ走って、車をUターンさせた。
彼女は隠しようのない美しさで私を待っていてくれた。
そして戻ってくるのを知っていたかのように、
満面の笑みでほはえんだ。
「ごめんね、迎えにきたよ。一緒に帰ろう」
「一緒に、まいります」
久しぶりに心が震えるお買い物をしましたわ。
心が震えるお買い物は、心を強くする。
彼女は私がなりたい自分になることを支えてくれる、きっと。絶対。
というわけで、
POLA×はてなブログ特別お題キャンペーン#私の未来予想図。
私はこのネックレスをナチュラルに日常に取り入れて仕事をし、生活をしている。
愛するものに囲まれて。