私たちはこのおじいちゃんの笑顔をよく知っている。
だけど、お話ししたことは、ない。
だけどだけど、私たちはこのおじいちゃんのことを
とても近しく感じているし、
なんだかわからないけどテレビで見かけるとほっとするし、
このおじいちゃんにしあわせになってほしいなぁと思っている。
そんなおじいちゃんから、お言葉があった。
小学生から耳の遠いご高齢の方までが理解できる、平易な言葉だった。
柔らかくてまっすぐで芯のある言葉だった。
たぶんおじいちゃんはすごくすごく考えて作文をしたんだと思う。
私たちのこと、ご自分の家族のこと、
そして未来の日本に生きるみんなことを考えて、ご自分の思いの丈を話された。
おじいちゃんはおとなしそうにみえて、若い頃からピュアで大胆なの。
柔らかい笑顔で道なき道を歩いてきたひと。
そのおじいちゃんが、考えに考えて選んだ最善と思われるこれからの道。
ずっとがんばってきたこと、ずっと悩んできたこと、
ずっと私たちを見守っていてくれたこと、私たちは知っている。
私はおじいちゃんに穏やかな老後を過ごしてほしいと思っている。
どうかおじいちゃんのお気持ちがみんなに通じますように。