せきれいの森

書きたいこと、つらつらと。

本のひとこと -角田光代-

恋愛においてもっともつらいことは、

拒否ではなく意思のない受容である。

そして、自分が彼にとって何ものであるのかを、

けっして規定してもらえないことだ。

 

角田光代 私はあなたの記憶のなかに「猫男」より

 

 

拒否ではなく意思のない受容。

言葉にできないもやもや、これだったのかぁ。

と、思い出す夜更け。

作家が選ぶ言葉ってすごい。