せきれいの森

書きたいこと、つらつらと。

結婚という呪いが解けた瞬間

あれはいつだったろう、37-38だったかしら。

呪いをかけられたの、結界師に。

「結婚しないと不幸になります」

やっぱ再婚しないと。そうよね。

親も安心するだろうしね。

生活に不安もなくなるしね。

 

 

 

実はセカンドシングルになったころ、

少しだけ婚活しましたのよ。

結婚相談所にも行き、

マッチングアプリも試み、

とにかく条件でふるいをかけ、かけられる。

 

 

 

これは・・・面接だな、まるで。

やりたくない仕事でもやらされているかのようだわ。

 

 

うむむ。

 

 

 

そんな何度目かで、はたと気づいたことがあったのです。

私、結婚したいの?

結婚がしたいの?

誰と、より、結婚という形がほしいの?

 

 

ちがう。

 

 

私、結婚したいんじゃない。

人生のパートナーがほしいのよ。

信じて疑わなくていい、

一生一緒に歩いて行けるパートナーがほしいの。

そう、そうだった。

間違うところだった。

 

 

 

あぁ、本当に結婚がしたい人を相手に

失礼なことをしちゃってた。

婚活、やめやめ。

 

 

呪いはとけました。

以来婚活的なものは一切やりませんでしたが、

今、一緒に暮らしている人がいます。

結婚はしていませんが、地味にしあわせです。

今日のごはんはシカクマメの天ぷらです。